アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック

お世話になります。

今朝の名古屋は曇りで蒸し暑い朝です。

来週から始まる鶴田一郎美人画の世界春日井展の準備に入っております。

そんな中・・・・本日はわたくしも大好きなロートレックです。

ロートレックは、1864年にフランスのアルビというところの裕福な貴族の子供としてうまれました。うまれつき骨が弱かったロートレックは、12歳と13歳の2度にわたって足を骨折し、それ以降下半身の成長がとまってしまいます。童顔だったこともあり、ロートレックは大人になっても子供のように見えたといいます。14歳の頃には絵画を始めるようになり、パリに移り住み、本格的に絵画の勉強をしました。パリでロートレックがとても気に入っていたのはナイトクラブでした。夜更かしをし、飲んで食べてしゃべって、そして絵を描く…そんな生活を繰り返していたのです。ロートレックの絵画やポスターにナイトクラブを描いたものが多いのはそのためです。たくさんのポスター画を描いていたのですが、30歳くらいからロートレックは病気にかかり、さらに飲み過ぎで体調を崩すようになります。35歳には幻覚を見るほどになり、入院するようになりました。ロートレックはそこでも絵を描き続けたのですが、治ることなく1901年に36歳でこの世をさりました。

ロートレックは他の画家たちと違い、油絵以外にポスターや雑誌の挿絵を多く描いています。どちらかというと、ポスター画の方が今では有名です。19世紀のポスターは、紙に絵を描いて印刷していたのではなく、石版に描いて印刷していたのです。今のようにたくさんの色を使わず、ロートレックは3~4色しか使っていませんでした。少ない色と単純に見える線でユーモアたっぷりの絵に仕上がっています。ロートレックの絵画は、下描きをせずにいきなり描いた風刺画のようにも見えます。でもロートレックは1枚のポスター画を仕上げるのに、何枚ものデッサン(下描き)をして描いているのです。確かにロートレック自身の画風を生かして即興で描いた漫画風の自画像ものこされています。ロートレックが描く油絵は印象派に近いものがあります。ただ、風景ではなくナイトクラブのにぎやかな様子を人物たちとともに描いていることが多いです。油絵もポスター画もロートレックの考えられた構図やユーモアさがこめられています

ロートレックはとにかくナイトクラブを題材にした絵画を多く描いています。有名な絵画やポスターのほとんどがそうですが、それぞれ違う雰囲気があります。ムーラン・ルージュ:ラ・グーリュムーラン・ルージュ:ラ・グーリュ - ロートレックムーラン・ルージュとはロートレックが気に入っていたナイトクラブの名前です。この店から依頼されて描いたのが、このポスターです。1891に描いたこのポスターにより、ロートレックは有名な画家としての地位を手に入れました。簡単に描かれたようにも見えますが、このポスターもデッサンを描いています。ロートレックのうまれ故郷アルビのトゥールーズ=ロートレック美術館に展示されています

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