本日は12月7日(土)から松坂屋美術館にて開催されます素敵な企画展のご案内です。
東京藝術大学在学中から院展などに入選して著名で日本画の未来とも言われ2020年から制作中の6×12メートルという長大な寛永寺根本中堂の天井絵を、 2025年の奉納に先駆けて披露されるそうです。
是非、ご覧下さい!
1953年神奈川県に生まれた手塚雄二は、東京藝術大学在学中に院展に初入選し、39歳の若さで日本美術院同人に推挙されるなど、早くから画壇の中枢で活躍を続けてきました。
また長年にわたり東京藝術大学の教授として後進の育成に力を注いできました。
手塚作品には、「華と寂」「写実と装飾」「古と今」「静と動」「刹那と永劫」など、つねに相反し、振り子のように展開する画業は、これまでの日本画の可能性を大きく広げ、これからの日本画に向けて新しい価値観を提示し続けています。
本展では、2020年から制作中の6×12メートルという長大な寛永寺根本中堂の天井絵を、 2025年の奉納に先駆けて披露します。
この天井画は数百年の時を経た天井板に直接描かれるもので、旧材をあえて活かすことにより「古」と「今」を結ぶ手塚ならではの試みです。
描き出される2頭の龍は手塚が初めて挑むモティーフで、神聖かつエネルギッシュな龍の姿には、手塚雄二の平和への祈りが込められています。
併せて、手塚が積み重ねてきた革新の道程を画家の重要作から紹介し、日々更新されていく日本画の未来をご覧いただきます。
手塚が紡ぎ出す豊かなイメージ世界から、作家自身の内なる美意識に迫り、新しい時代に寄り添う手塚芸術の「これから」を探ります