生誕120年

愛知県美術館で始まります・・・・・

わたくしも📷が好きで撮影しまくりですが、・・・・・・・・・

若くして病没された伝説の写真家です。

 

是非、ご覧ください。

 

生誕120年 安井仲治

YASUI NAKAJI: PHOTOGRAPHS

 

日本の写真史において傑出した存在であった安井仲治(1903-1942)。

10代でカメラと出会った安井は、20代半ばには関西の写真シーンで一目置かれる存在となりました。そして38歳の若さで病没するまで、旺盛な創作意欲をもって極めて多くの写真の技法、スタイルに取り組みました。また、1920₋40年代という彼の活動時期は、都市文化が華やかに発展する一方で、国全体が長期にわたる戦争へとなだれ込む時代でもありました。そのさなかにあって安井は、変わり行く都会の風景や、そこに生きる人々、さらには不穏な世相をも身近な事物に託して、繊細に写し出していきました。本展は、戦災を免れたヴィンテージプリント約 500 点とネガ約 3,800シートの調査をもとに安井の活動をより実証的な形で描き出し、約200点の出展作品を通じて展覧するものです。本展が安井の評価をさらに高める機会となればと考えています。

 

基本情報

[会期]
2023年10月6日(金)~11月27日(月)
[会場]
愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
[開館時間]
10:00-18:00
金曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)
[休館日]
毎週月曜日(10月9日[月・祝]と11月27日[月]は開館)、10月10日(火)
[観覧料]
一般 1,200(1,100)円
高校・大学生 1,000(900)円
中学生以下無料※( )内は前売券および20名以上の団体料金です。
※上記料金で本展会期中に限りコレクション展もご覧になれます。
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳(愛護手帳)、特定医療費受給者証(指定難病)のいずれかをお持ちの方は、各券種の半額でご観覧いただけます。また付き添いの方は、各種手帳(「第1種」もしくは「1級」)または特定医療費受給者証(指定難病)をお持ちの場合、いずれも1名まで各券種の半額でご観覧いただけます。チケットをお買い求めいただき、当日会場で各種手帳(ミライロID可)または特定医療費受給者証(指定難病)をご提示ください。付き添いの方はお申し出ください。
※学生の方は当日会場で学生証をご提示ください。
※前売券および当日券は、愛知県美術館チケット売場(当日券のみ)、主要プレイガイドでご購入いただけます。
[主催等]
[主催]愛知県美術館、日本経済新聞社、テレビ愛知、共同通信社

[協力]銀遊堂、PGI、株式会社アフロ

[助成]公益財団法人ポーラ美術振興財団

見どころ

 

1.安井仲治、20年ぶりの大個展

安井仲治の魅力は、多種多様な表現スタイルと技法にあります。「芸術写真」からドキュメンタリー、スナップショット、新即物主義、シュルレアリスムと、多くの表現動向を吸収しながら自分自身の表現を打ち立てました。
その作品は今なお新鮮で、ものを見る喜びと、見たものを写真で表現する驚きに満ちています。東海地方では20年ぶりの個展となる本展。安井の世界をぜひとも存分にお楽しみください。

《(虫)》1938年頃 個人蔵(兵庫県立美術館寄託)

 

2.ヴィンテージプリント、モダンプリント、約200点を一堂に展示

本展の見どころの一つが、安井自身がプリントしたヴィンテージプリント約130点です。彼の作品は1945年の空襲で焼失してしまったものも多く、残されたヴィンテージプリントは大変に貴重です。
また、安井の活動を初期から晩年まで通して描き出すために、モダンプリントも約70点展示します。展示に向けて一点一点、研究を重ねて作成されたモダンプリントも必見です。

《蛾(二)》1934年 個人蔵(兵庫県立美術館寄託)

 

3.解き明かされる制作のプロセス

本展では安井が残したネガ約 3,800シートのほか、そのコンタクトプリントを参照し、彼がどのように事物を撮影し作品を作り上げたかを、調査しました。合わせて当時の撮影会の様子もご紹介します。
安井の生きた眼差しと足取りを感じ取っていただけることでしょう。

《(サーカスの女)》1940年 個人蔵(兵庫県立美術館寄託)