いよいよ7/30より開催されます。
国際芸術祭「あいち2022」企画概要
概要
「あいち2022」は、国内最大規模の国際芸術祭の一つであり、国内外から多数のアーティストが参加します。愛知芸術文化センターのほか、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋市)のまちなかを会場として広域に展開します。現代美術、パフォーミングアーツ、ラーニング・プログラムなど、ジャンルを横断し、最先端の芸術を「あいち」から発信します。
開催目的
- 新たな芸術の創造・発信により、世界の文化芸術の発展に貢献します。
- 現代芸術等の普及・教育により、文化芸術の日常生活への浸透を図ります。
- 文化芸術活動の活発化により、地域の魅力の向上を図ります。
テーマ
STILL ALIVE(スティル・アライブ)
会期
2022年7月30日|土|—10月10日|月・祝|[73日間]
主な会場
芸術監督
片岡真実(森美術館館長、国際美術館会議(CIMAM)会長)
事業展開
現代美術
- 国内外の82組のアーティスト及びグループの新作を含む作品を展示し、最先端の現代美術を紹介します。
- 愛知県美術館を含む愛知芸術文化センターや、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋市)での作品展示など、県内での広域展開を図ります。
パフォーミングアーツ
- 国内外の先鋭的な演劇、音楽、ダンスなどの舞台芸術作品や関連プログラムを、愛知県芸術劇場および愛知芸術文化センター周辺で10演目程度上演します。
- 現代美術の文脈で語られてきたパフォーマンス・アートにも注目し、パフォーミングアーツをより横断的に楽しむためのレクチャーやトークなどを企画します。
ラーニング
- 「アートは一部の愛好家のためのものではなく、すべての人がそれぞれのやり方で楽しみ享受するもの」という基本的な考え方をコンセプトの核とし、幅広い層を対象とした様々な「ラーニング・プログラム」を実施します。
- 「あいち2022」会期中だけではなく、開幕までの期間を含め、フェーズ毎に目的を設定し、プログラムを構成します。
連携事業
- 県内の芸術大学を始め、多様な主体との連携による事業を展開します。
- 参加アーティストによる短期間の巡回展示を県内4市(長久手市、蒲郡市、半田市、西尾市)の文化施設などで開催します。
- 企画公募により選考された7組の地元文化芸術団体と共催で、舞台公演を行います。
オンライン展開
- 会場での作品展示や上演等のほか、オンラインでの映像配信やプログラムなどを実施します。
主催
国際芸術祭「あいち」組織委員会
(会長 大林剛郎(株式会社大林組代表取締役会長))
会長メッセージ
国際芸術祭「あいち」組織委員会会長の大林剛郎です。2020年9月に会長に就任してから、芸術監督やキュレーターチームをはじめ関係者が一丸となって、多くの皆様のご協力をいただきながら国際芸術祭「あいち2022」の開催準備を進めてまいりましたところ、この度、参加アーティストやプログラムの全容について発表することができました。
今回のテーマ、「STILL ALIVE」には複数の意味が込められており、その中の一つに、「愛知県の誇る歴史、地場産業、伝統文化の再発見」が挙げられています。
愛知県は、ものづくり産業を中心として発展を続けている一方で、伝統文化・工芸や食文化などの豊富な文化資源を有しています。こうした背景のもと、愛知万博のレガシーとして「あいちトリエンナーレ」を2010年から継続的に開催してきたことにより、アートが幅広い方々に親しまれるとともに、アーティストの活動の場も着実に地域に根付いていることが、「あいち2022」の準備を進める中で、あらためて感じられました。
芸術祭は、私たちと同じ時代を生きるアーティストが、その地域の歴史・文化をどういった視点からとらえ、どのように発想し、どういったかたちで現代アートとして表現するのかといった過程をリアルタイムで感じ、体験できる機会です。
お越しいただいた皆様には、アートを楽しんでいただくとともに、「あいち2022」をきっかけとして、愛知県という地域の魅力にも触れていただければ幸いです。
また、新型コロナウイルスの影響によって、人と人との関係性や、社会や都市のあり方が大きく変化していることに加えて、昨今は国際情勢も非常に緊迫したものとなっております。このような時代であるからこそ、人と人との絆を再構築し不寛容な風潮を打破する契機としてアートの力が必要だと考えています。
国際芸術祭はアートを通じて多様な価値観に触れることができる絶好の機会であり、これを将来にわたって継続していくことは大きな財産となり、愛知県の創造性や国際的な発信力を高めるだけにとどまらず、日本、ひいては世界の文化芸術の発展に大きく貢献するものであると確信しております。
「あいち2022」の開幕まであと4か月となりますが、この夏に皆様をお迎えできるよう、引き続き全力で準備を進めてまいります。